色々な車のボンネットの中を見る機会が僕にはたくさんあるのですが、ボディーは輝いているのにエンジン周りは埃だらけ、きっと、一回もボンネットの中なんて見ないんだろうな・・・
と思いつつも、ん?待てよ、開け方を知らないんじゃないか?開けたところで何をして良いのかわからないんじゃないのか?と思い、日常点検のポイントを簡単にまとめてみました。小道具を使うところもありますが(バッテリーの電圧測定)、ほとんどが目視でチェックするだけなので、できるところから攻めていきましょう。
まずはボンネットの開け方。運転席の足元を覗き込むと、こんなマークのレバーがあるので、引っ張ります。すると、前方でガコッとボンネットが開く音がします。95%の車が運転席の足元にレバーがありますので、ウォーリーを探せ的な感じで、見つけて下さい。レバーを引っ張ったら、ボンネットの前に行き、ボンネットとグリルの隙間(だいたい真ん中あたり)にもう一つレバーがあるので、解除して(レバーを持ち上げながら)ボンネットを開けます。
点検する順番は、特に決まってないのでフリースタイルです。今回は、運転席側から順番にやっていきます。まずは、ブレーキオイルの量です。MAXとMINの間にオイルが入っていればOKです。ブレーキオイルが減ってしまう原因は主に2つ。1つはブレーキパッド、ローター(共に消耗品)の残量が減ってきている、もう1つはどこかでブレーキオイルが漏れているになります。原因が漏れの場合だったら、即入院です。ここまで無事に辿り着けてよかったです。でも、怖がらないで!ほとんどの車両がブレーキパッドやローターの消耗による油面の減少なので、消耗品を交換すると、油面も上がります。
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ウォッシャータンクです。シルの場合、残量が見えづらいので、とりあえず点検した時は、満タンにしときます。使用するのはウォッシャー液でも、水道水でも、精製水でも、どれでもお好みです。
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黄色い持ち手のゲージを引き抜いてエンジンオイルの量を見ます。ゲージの先っぽをよく見ると、ここからここまで的な範囲が刻まれているので、その範囲内にオイルが入っていればOK。
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ラジエターの液量を点検します。エンジンが冷えている状態で、FULL COLDあたりにラジエター液が入っていればOK。エンジンが、熱くなっている状態でキャップを開けることは絶対にNGです。熱湯近くとなった悪魔が噴き出してきます。もしも、熱い状態でキャップを開けてラジエター液を補充するようなら、キャップは2段階ロックとなっているので、うまく圧力を逃がしてから開ければ液は吹き出しませんが、慣れてないようなら、エンジンが冷えてる時に補充して下さい。そもそもエンジンが冷えている状態で日常点検するのが好ましいです。
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バッテリーの点検ですが、シルの場合、メンテナンスフリーのバッテリーなのでバッテリー液のチェックは無しです。電圧は、サーキットテスターを使って測定します。セレクトスイッチを直流に合わせ、エンジンを切った状態でサーキットテスターの+(赤)とバッテリーの+、−と−をくっつけると電圧が測れます。電圧の正常値は、12.5V〜12.8Vです。
続いて、オルタネーター(発電機)の発電量を測ります。エンジンを始動させ、バッテリーの電圧測定と同様に、+と−を合わせ測定します。正常値は13.5V〜14.8Vくらいです。16V以上だと過充電、13V以下だと出力不足ですので、どちらもオルタネーターの故障が考えられます。
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ミッションオイルの点検。車両にもよりけりですがシルではエンジンが回っている状態で油量を点検します。このオイルは、油温によって量が大きく変化するので、ミッションゲージにはCOLD時とHOT時で2ヶ所見るところがあります。COLD時は、COLDと書いてある範囲内にオイルが入っていればOK。HOT時は、その上のポッチとポッチの間にオイルが入っていればOKです。ミッション内部は、髪の毛1本でも入ると故障すると言われるくらい精密部品ですので、ゲージを戻す時は、異物混入に気をつけて下さい。
油温を知るためには、インパネ内のインフォメーションをスクロールさせていくとミッションオイルの現在の油温が出てきます。
COLD:26.7℃〜32.2℃ HOT:71.1℃〜93.3℃
今回、点検したのが53℃でしたのでゲージを確認すると、COLD範囲よりも多く、HOTの範囲に入っていない感じだったのでOKとしました。
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タカさんチェック!いえ、失礼。思わず年齢が出てしまいました。
光り物チェック!ポジションランプOK、ヘッドライト・ロー・ハイOK、パッシングOK、左右ウィンカーOK、ハザードOK、クラクションOK、ウォッシャーの出方OK
リアに移って、ポジションランプOK、ブレーキランプOK、バックランプOK、ウィンカーOK、ハザードOK、作業灯OK、ナンバー灯OK。不灯火でキップ切られるなんて面白くないですからね。
最後に、エンジンを回して変な音がしていないか、確認します。
慣れればサクッと出来ちゃうし、時間にしても10分もかからないのでたまには点検してみると新しい発見があるかもしれないですよ。
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コメント
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