地元民のSoul River

たまたま通りかかった道で、こんな標識を発見。妙に興味が湧いてしまい、源流を見てみたい衝動に駆られ、愛車のジムニーを走らせ調べに行ってきました。
そもそも元荒川とは
元荒川は、熊谷市大字久下(左岸)、同市大字佐谷田(右岸)を起点として、越谷市大字中島で中川(国土交通大臣直轄管理区間)に合流する延長60.7km、流域面積208.9k平方メートルの一級河川で、全て埼玉県知事が管理する指定区間となっています。
その名のとおり元々は荒川の本流でした。江戸時代の1629年に伊奈忠次によって荒川を利根川から分離する付け替え工事が行なわれ、熊谷市久下で荒川が締め切られたことによって残った河道が元荒川となりました。ただし、元荒川は利根川水系に属しています。
水源は大きく二つあり、一級河川起点の上流の排水路と起点下流に流れ込む支川があります。この支川から400メートル上流に県の天然記念物に指定されているムサシトミヨが生息する熊谷市ムサシトミヨ保護センターがあり、地下水をくみ上げており重要な水源となっています。(埼玉県ホームページより)
これが元荒川の源流だ

あんまり綺麗な川ってイメージがなかったのですが、源流近くは結構綺麗でしたよ。

ここが今回のお目当てである元荒川の源流。地味な場所でしたが、辿り着けたことにちょっと感動。

この施設で地下水を汲み上げているみたい。ここが始まりだったんだんね。ウィキペディアでは1日7000tもの水を汲み上げているって書いてあったけど、流れはものすごく穏やかな感じ。
世界で唯一ここにしか生息していない魚

源流部付近には、埼玉県の「県の魚」や熊谷市の「市の魚」に指定されている淡水魚「ムサシトミヨ」が生息している。水草でオスが巣をつくって子育てをする珍しい魚で、寿命は一年ほど。冷たくきれいな川で生活しているみたい。以前は県内の他の場所や東京都西部にも生息していましたが、川の汚染などの影響を受けて、生息しているのは世界で唯一、ここ元荒川の上流部だけになってしまいました。
環境省や埼玉県のレッドリストでは、「絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)」に分類されています。「埼玉県希少野生動植物の種の保護に関する条例」で「県内希少野生動植物種」に指定し、捕獲や殺傷等を制限しています。
ムサシトミヨを見てみたい!という人は、熊谷市ムサシトミヨ保護センター(元荒川源流のすぐ近く:熊谷市久下2148-1)のほか、埼玉県環境科学国際センター(加須市上種足914)、さいたま水族館(羽生市三田ケ谷751-1)に行ってみてください。水槽で泳ぐムサシトミヨを見ることができます。

独り言
そう言えば、小さい魚がいたような。あれがムサシトミヨだったのかな?あんまり気にしていなかったから・・・。こんなに貴重な魚だったんだね。源流巡り、楽しいかも!実は、千曲川(信濃川)の源流は甲武信岳に登った時に見た事があるんだよね。でも荒川の源流は見逃してしまったから次は荒川の源流でも見に行くかな。
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お知らせ
僕が実際に使っているお気に入りの登山用ザック・トレッキングシューズ・レインウエアーです。源流を見るため山に入るなら最低限、ザック・登山靴・レインウエアーの「登山三種の神器」を必ず揃えてくださいね。


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