バフェットの財務諸表を読む力

本を買った理由

財務諸表を読み解く力をつけて、長期的に投資で勝ち抜く力を身に付けたい。

この本から学べること

ウォール街は、動く事で金が転がり込んでくる。あなたは、動かないことで金が転がり込んでくる。一言でいってしまえば、この言葉が重要な学びの核だと思いました。

そもそもウォール街って所は、投資の関する様々なサービスを提供しているが、過去200年間、投機家の皮を被ったギャンブラー達(株価が上がるか下がるかと言う博打に大金を掛けることができるから)の為に巨大カジノとしても機能してきました。

そんな中、1930年代初頭、若き日のベンジャミン・グレアム(ウォーレン・バフェットの師匠)が一つの事実に気がついたのですが、それはギャンブラー達が大金を掛けることで、株価が上下している中、優良な企業で長期的に利益が見込まれるのに、ギャンブラー達に手によって「過剰に売り込まれてしまっている株」を買って保有する。その後、適正価格に戻ることが大半なので、その時に売却すれば安全に利益を得ることができるバリュー投資の基本を提唱しました。

僕が思うに、素人が機関投資家に勝つことは資金力からいって、無理な事だと思っているので、プロと同じ土俵で戦うのではなく、動かないこと。時間軸を長く持てる素人の特権を活かして、バリュー投資をマスターできれば、素人でも大きな金を獲得できる可能性があるのではないかと思いました。そのためには、損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書を読み解く力が必要になるのでこの本を手に取りました。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットから進化したバリュー投資のやり方を学び、そのための財務諸表の読み解くコツを理解できれば、いやでもお金の流れがこちらに向いてくると思いました。

自分の基本能力を高めるのに役立つ本だったので、皆さんにもお勧めします。簿記3級を取ったばかりで、ちょっと難しい本かなって思い、さぁ読むぞ！って身構える感じでしたが、読み始めたら全くそんな事はなく、会計初心者の僕でも分かりやすく案外サラッと読めた本ですので、財務諸表を読見とく大切さ、コツを学ぶには、とても良い本でした。

投資で勝ち抜く力を身に付けたいのなら、勉強するしかないと思います。でもそんな入口に立つのには、最適の本だと思いました。ぜひ、読んでみてください。にほんブログ村